気持ちの良い季節ですね。皆さんお元気ですか。
私の気分は最高。
この間の室生のお山の楽しかったこと。
今思い出しても、なんだかほんわりと、嬉しくなってきます。
たくさんの方と楽しい時間を共有できるのは幸せなことです。
たとえ松茸が何回も頭の上を素通りしていったとはいえ。
「お前はいつも一言多い。」とまた奥さんのお小言。
やだやだ、世知辛い都会生活は、人の心まで、狭くする。やっぱり自然の中にいると、心が広がります。どうしてなんでしょうね。
室生に着くと、社長さんは手綱を放してくださいます。
私は杉山を目指して、一目散。
この時の幸せな気持ち、先日もお山に来られた方がおっしゃっていました。
「いつものしょぼくれ犬が、山に来たらえらい生き生きするねんな。」心の中がそんなに外に出てるなんて、思ってもいないことです。
そうおっしゃる皆さんも、随分楽しそうでしたよ。身体が軽々とリズミカルに動いて、今日初めて会った人同士が、サンマの焼き加減を誉めたり、松茸を取ってあげたり。
もう一度繰り返します。私の口には松茸は一切れも入ってません。イーダ!
悔しいからフィンガーチョコを銀紙ごと食べたら、社長さんに叱られました。
甘い物の食べ過ぎは、いけないと思うのですが。食べ物の恨みは恐ろしい。自分ながら、恥ずかしくなるような執念深さ。
お話がそれてすみません。たくさんの木が山にある。ただそれだけのことなのに、自然木が持つ大きな力。皆の心が車を降りた途端、ほぐれていくのです。
こんな幸せな心の変化は、人も犬も一緒です。お山の杉が平等に与えてくれます。
古くなったとはいえ、私のお家も無垢の桧造り。
社長さんありがとう。これからも木の持つ大きな優しさ、あふれる良い家を、沢山の方に造ってあげて下さいね。
皆の喜ぶ家造りをしてる時、社長さんは、室生のお山にいる時と同じくらい良い顔をしています。
そんな社長さんが、“まる”は一番好きです。
ではまた、来月お会いしましょう。
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