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| 2003年4月 |
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皆さん、お元気ですか。心弾む春です。桜も満開、辛夷の花も綺麗だこと｡ふと、下を向けば､ハナニラが可憐にゆれています。花粉症の方はお辛いことでしょうけど、やっぱり春は幸せの風がそよそよと吹いています。
『一戸建て注文住宅総桧造り』の我が家の前を通る方の足音も、寒い季節のように、せかせかしていません｡
「よう、“まる”元気か。」と声をかけてくださる回数も、太陽の暖かさと比例します。なかには心うきうきが有り余って、足元への注意を忘れ、私の前足を思い切り踏んだ方もいました｡しつこいようですが､今だに､恨みがましく思っています。
自分がしたことは、すぐ忘れるが、されたことは、いついつまでも忘れないで、チクチク嫌味を言う。あぁ､嫌だ嫌だ。こんなところが奥さんに似てきた。
私はもっと､心綺麗な、良い性格だと思っていたのに。長い間、一匹と一人がワンセットになって、日々を送っていたら、いつの間にかこんなことになるのだわ。きっとご近所の方は言っているわ、「似た者ワンセットだわね」と。だめだ、もっとレベルの高い犬になろう｡奥さんのことなんか、構ってられない。奥さんを指導するには､自分自身を高めなくてわね｡
2003年4月より“まる”はハイレベルの犬になるべく、精進します。皆様ご期待を｡来年の今頃は私が奥さんを散歩させているかも。
さて､ハイレベルの犬になるには､どうすればよいのでしょうか。
いつも大きな目で世界を見、もちろん全ての人々に優しく。ふーむ、（“まる”少々考える）そうなろうと思えばまずは、自分の心が安定し、日々気持ち良く暮らしていることが第一条件でしょうね。
それには･･･やっぱり犬知恵では難しいな！困ったな！
いや待てよ、答えは案外、身近にあるような気がします。
心落ち着き、いつも幸せ気分で暮らすには。そう社長さんが常日頃言っている、一番長い時間居る家が、大事なんだ｡気持ち良く暮らせる家が大事なんだ｡まがい物ではない､本物に囲まれた、家で暮らす幸せ。
そうだ。それは私の身近にある。『総桧造りの我が家』なのだ。
時は春。やわらかい陽が、大きく開けた入り口から差し込んできます。
あぁ、何という幸せ。私は全ての人々に優しい良い犬になれる。こんな家に住まわせてくださる、社長さんありがとう。
“まる”は幸せもの｡今にきっと世界平和に貢献する、立派な犬になって､恩返しします｡その時は、奥さん飼い主だと威張らないでね。奥さんもハイレベルになるように努力することよ。
この春よりの“まる”にご期待を。
では､皆様また来月お会いしましょう。
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| 2003年6月 |
皆さまお元気ですか。ゴールデンウィークはいかがされましたか。今年は飛び飛び休みで、もうひとつだわね｡という声もよく聞きましたが、年中連休状態の私なんぞから言わせてもらえば、変化にとんだ日々でいいじゃないですか。連休状態の中にも忙しさありの私なのですが、一見時間を持て余し気味に見えるらしく､忙しい猪谷工務店のスタッフが癒しを求めておしゃべりにきます。これはこれで、私の存在価値もあり､嬉しいのですが、腹の立つのは、いつも奥さん。何かと犬なりの野暮用で､忙しい日にかぎって､お前は暇そうね。天下泰平とはお前のことね。とか人の嫌がること、いや私は犬だった。ともかくも私の嫌がることばかり言う。私だって、仲良しスズメの夫婦喧嘩の仲裁もしないといけないし、うるさいカラスに小言のひとつも言わないといけないし、この時季ネコの求愛もにぎやかだし、はてまた､散歩の途中で色目をつかう雄犬に肘鉄もくらわさないといけないし。（つまらん犬の相手はしていられません。女はプライドを高くもたないと。）そういうわけで私も私なりに忙しいのだ､奥さん。
人馬一体、いや人犬一体となって長い年月、あまりにも一体化してくると、相手を思いやる気持ちが薄れてきてだめですね。
まあ､奥さんのことは、少々大目に見てあげることにしましよう｡悩みを相談に来たりするところをみると､随分と私を頼っているのでしょうから。こんなに寛容な心になれるのも、総桧作りのワンルームと室生の山のお陰。
今私の家の前には､社長さんがお山から持ち帰って下さった野草が、可愛く咲いています。家は無垢の桧。お陽さまはポカポカ。室生の杉林を思い浮かべれば、目の前に可憐な花。心もおおらかになります。
あー幸せ。犬生日々の幸せほど大事なものはありませんよね。皆さま日々を楽しくおくるためにも住環境を大切にしましょうね。自然素材を使った無垢の家の大切さを痛感、実感いたします。
私が犬としては、比較的レベルの高いことを考え、（時によれば、誰かさんより数段上のこともあり）皆さまから癒し犬というありがたい称号をいただけるのも、心の安定した日々を送れるこの住環境のおかげ。
それは又、総桧造りの家を私に作ってくださった、優しい社長さんのおかげ。社長さん“まる”は幸せ！お礼に口づけのひとつもして差し上げなくては、私のこの心が通じない。
なんだか今月は支離滅裂で、その上はしたないことまで書いてすみません。
五月号がとんで六月号になって私も戸惑ってしまったのかしら。
来月はもっと真面目に頑張ります。
もうそろそろ夕方、雨の日の散歩は奥さんと傘をさして、それもまた乙なものです。行ってきます。 |
