ついに100号です。
皆さま、お変わりなくお過ごしでございますか。
2008年7月号で“いのこう通信”も100号になりました。時候の御挨拶もそこそこについ嬉しさが余って、100号自慢をさせていただきました。
ついでにもうひとつ自慢を。第一号発行の時に自分たちの思いを自分たちで文章にしようと、私たちとしては壮大な決心をして船出をいたしましたが、その信念は100号に至るまで大切に守ってまいりました。
少し長いめの文を書くのは、学生時代の作文以来という書き手の集まりがよく頑張ってこれたと思います。
しかし、反面この頑張ったという気持ちはあまり無かったようにも思います。
締め切り近くなると、何か書くものないかなとキョロキョロはしていましたが、忙しい仕事の合間には皆さまにお伝えしたいことが、毎号なにかしらとありました。
途中から、皆さまからのお便りをお待ちしますのページが出来ましたが、お手紙やFaxやメールで送られてきますやさしい声が大きな励みになり、それを保管したファイルは大切な宝物になりました。
忘れてはならないのは、“まる”のコーナーです。2000年の1月から始まり2004年の年末まで“まる”は活躍してくれました。
活字を読まない中学生がこのコーナーだけは、読むんですと嬉しいファンも出来ましたし、書き手の私と“まる”はすっかり有名人、いえ有名犬とお連れと言うべきでしょうか、ともかくも散歩に出れば「あれが、“まる”よ」と声がかかるほどになりました。
にわか有名犬、有名人の一匹と一人には、嬉しさの反面落ち着かない日々でした。懐かしい想い出です。
今、1号からファイルしてある“いのこう通信”を開いて見ましたら、1997年9月の第3号には“子供工作教室”が掲載されていました。
ちょきん箱を製作した子供さんからの感想文もありますが、かなづちでクギを叩けたのが嬉しかったと書いてありましたが、いつの時代も子供の心は同じですね。この子たちは、貯金箱の出来上がった喜びをまだ覚えてくれているでしょうか。
1997年(平成9年)7月の第1号発行から2008年(平成20年)7月の100号まで、たくさんの方のあたたかいご協力に支えられ、猪谷工務店は“いのこう通信”という大きな宝が出来ました。皆さま、ありがとうございました。
さて、日ごろの現場雑感に移らせていただきます。
4月末に、1月に上棟式を行いました、都島区のお家が竣工しました。
木の香漂う住み心地の良い家で、外観は落ち着いた和風です。お施主さまも大変喜んで下さっています。
大阪市内都島区ですので、まわりはビルやマンションが多いのですが、通りがかりに見ますと、ミスマッチと考えられる和風の外観がしっくりと周りに溶け込んでいます。
自己主張を強くしているのではないのに、静かに目立ちそして周りに反発を抱かせることなく、すがすがしくやさしい家という感じでしょうか。
もちろん内部は、いのこうスタッフの力の結晶が生かされた造りになっています。
5月には、2月に上棟式を行いました、旭区のお宅の離れが竣工しました。お年を召したご両親様のお住いです。
バリァフリーはもちろんですが、このお家も木の香が漂よう中で、今までに積み重ねられた豊かなご趣味を楽しまれるのに相応しいお家になりました。
5月の終わりごろには、築120年のお宅の離れの再生工事が完了しました。
古い良さと新しい良さ。新しい無垢材の床板に以前からある床の間や建具が違和感なく組み合わされています。
どちらのお施主さまからも、お喜びの声をいただき嬉しい限りでした。
又、5月の初旬に上棟式を行いましたお家が、順調に工事進行をいたしています。
一軒、一軒の家に心を込め、お住いになられる方の心に添った家づくりをすることを実践していけるのはありがたいことです。
これも皆さまのお心があってのことです。
個人様の住宅づくりだけでなく、猪谷工務店は堂島にあります昭和5年竣工の歴史的建造物、中央電気倶楽部のオール電化工事にも携りました。厨房工事は連休を挟んでの短期間の大工事でしたが、休みを返上して頑張りました。
これからも、猪谷工務店をよろしくお願いいたします。
暑くなってまいります、皆さまお身体大切になさってくださいませ。
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* K様より嬉しいお便りと可愛い絵を頂きました。*
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*文章は構成上パソコン入力させていただきました。
早いもので六月になってしまいました。いつもカレンダー・レターをお送り下さいましてありがとうございます。
“一昨年の六月に棟上式を・・・・・”と記録に残していただき、ありがとうございます。
折りしも先程より、ウッドデッキに一つ二つと落ちる雨粒を見ながら、花水木・さつき・つつじと季節が移ろって行くのを実感し、芝生を見遣っておりました。
上棟式の時はヨチヨチしていた孫達も、二人揃って楽しく幼稚園へ通っております。時折、我が家へやって来ては、一目散に庭へ飛び出し、水遊びに興じます。次は柱のぼりと、大層この家を気に入っております。
孫達以上に私はこの家が大好きです。
無垢の木をふんだんに使っていただき、隅から隅まで使いやすく、動きやすく、落ち着きます。
木の香漂うこの家で、快適に過ごさせていただく私共は、この上なく幸福者でございます。
『Kさん、立派なお家を建てられて・・・・・』と知人が言われた時はすぐさま「そうよ!大工さんがこんな素晴らしい家を建てて下さったのよ!」と自慢げに返答しております。
この家は、猪谷工務店・社長さまはじめ全てのスタッフさまの心(ハート)と技(ワザ)の塊りですので、私共の大切な宝物です。宝物に恥じぬよう、心豊かな人生を送りたいものと思っています。
こんな素晴らしい家を造って下さって、本当にありがとうございます。
大阪地方も梅雨入りとラジオから流れてきました。
社長さま、スタッフの皆々さま、呉々もご自愛くださいませ。
また、お会い出来ますのを楽しみにしております。
かしこ
ばーばーの家
池とおさかな
5才の孫が、2008年2月19日に描いてくれました。
庭の水道蛇口が彼女の水遊び場です。
【いのこうクラブのボランティア活動】
大阪市旭区の『つながりまつり』で“いのこうクラブ”がハンマーターゲットを製作し、お祭りに協力いたしました。
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