寒い日が続いています。皆さまお変わりございませんか。お正月はいかが過ごされましたか。大晦日よりたった一日の違いで、まっさらな朝が明けたという気がしますね。
お正月は、ゆるゆると時間が流れ、除夜の鐘や初詣で神様と少しお近づきになれる思いがしますし、結界を表す、しめ縄の美しさは日本の美意識そのもののようにも思えます。
建築の世界にも、日本の美意識に通じるものが色々あります。地鎮祭、上棟式etc。 特に木造住宅での上棟式は、上がっていく棟が、周りに張られた紅白幕に映え、惚れ惚れとします。
猪谷工務店では、この上棟式の御幣を全員で作るのが慣例です。現場担当の者も、事務所内での仕事の者も、工事の竣工までの安全とお施主様の幸せを皆で願いながら、仕上げます。
扇の要を合わせ、紙を折り、半紙を切り、上棟式の度毎にひとつづつ心を込めて、作り上げます。勿論、水引を結ぶのと、『祝 上棟』の文字は社長が書き、御幣の仕上げを引き締めます。三枚の日の丸の扇を広げると、お祝い事の華やかさが事務所のなかで大きな位置を占めていきます。緑あざやかな榊に、皆の顔が晴れ晴れとし、何度繰り返しても、心が引き締まり、新鮮な気持ちになります。
今年最初の上棟式が、この一月に行われる予定です。年初めに、縁起のよいことでありがたい思いがいたします。
皆で力を合わせて御幣を作り上げる喜びも、工事をご依頼くださるお施主様あってのこと。工事の無事、住まう方の幸せ、ご依頼主への感謝の気持ちを込めて、今回も立派な御幣を皆で作ります。
こんな思いで、日々の仕事をしていける猪谷工務店の私たちは、最高に幸せな工事施工者でしょう。
皆さまありがとうございます。 |
2008年
7月
4月
1月2月合併
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