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2007年10月

上棟式

 

朝夕少し涼しくなってきました、9月半ばに箕面の現場で上棟式を行いました。
お施主様は昨秋竣工の同じく箕面のK様邸の見学会にお越しくださいました、お若いご夫婦です。
その折、奥様が熱心にK邸をご覧になっていました。後日ご主人様と再度お越しくださいまして、当社仕様の住宅をお気に召してくださいました。
お若い方に、猪谷工務店の木造住宅に目を留めていただいてご注文いただけるのは、喜ばしいことです。

和風とか洋風とかを飛び越えて、無垢の材で造った家で、お子様を育てていただきたい。というのが私たちの大きな希望なのですから。
小さな子供は外遊びをするか、家にいるかの生活範囲だと思います。
その家で、気持ちの良い毎日を送れるのは何よりの子供への大きなプレゼントですし、親御さんも心が落ち着いた育児が出来れば、幸せです。

6月の末に上棟式をいたしました、堺のお宅も若いご家庭です。
今まででしたら、お若い方は概ね、無垢の木材を使用すると聞いて、純和風のイメージを抱かれて、敬遠気味だったようです。
しかし、最近は和風と木造を切り離し、純粋に無垢の材の良さを理解して、その良さを生かした家を求める若い層が増えてきました。
これは、私たちが一番伝えたかったポイントです。

今年は私たちがお伝えしたいことを、しっかりと受け止めてくださる、色々な年齢層のご家族にめぐり会えて、一層の励みになっています。
若いご家庭では、可愛い裸足が、無垢の床板の上を走る音が聞こえてきそうですし、もう少し上のご家庭では、無垢の材に囲まれた住空間で、皆さまがゆったりと会話を交わされているの目に見えるようです。
幅広い年齢層の方に、ご満足いただける家が、最高の家だと思います。もちろん間取りはご家庭により変わってまいりますが。

このお家の上棟式も主役は可愛いDちゃんでした。
御幣の横でピースをした記念写真は、彼が青年になったときにも、幸せな思い出として蘇ることでしょう。
さあ、竣工までいのこうスタッフも全員団結して頑張ります。
Dちゃん、気持ちの良いお家ができるのを楽しみに待っていてね。


夏休み子供工作教室のご報告

 

皆さま今年は暑い夏でしたが、お元気でお過ごしでございますか。
君も子供大工だ!のキャッチフレーズで開催しています夏休み工作教室も、今年で13年15回目です。
子供たちに対する、ほんの少しの善意で始まった工作教室も15回目ともなりますと、認知度も高くなりました。
もちろん、猪谷工務店の在する地域では夏の恒例行事になりましたし、案内記事を掲載してくださる新聞社の記者さんからも、「毎年、お知らせありがとうございます。」と言っていただきました。
工作教室の終了後、自転車で走っていますと、昨春猪谷工務店の施工で竣工したお宅のご主人様が「今日は、工作教室やってんね。ご苦労さん。子供たちが皆、できたての工作を抱えて、嬉しそうに帰ってきたよ。」と言ってくださった時には、暑い中頑張って開催した甲斐があったと瞬間思いました。

今年の、『子供大工 優秀賞』大月宥輝君(小4)作の本箱でした。
大工さんとスタッフの推薦理由は、
1 、大月君が一人で制作していた。
2 、しっかりとした出来上がりだった。
3 、工作が大好き。
等々でした。後日、賞状と記念品(丸太の鉛筆立てです)を取りにきてくれた、大月君。大工さんが彼の為に特別に制作してくれた、賞状盾と鉛筆立てを見たときの満開の笑顔の嬉しそうな顔。喜びを素直に出す子供って、こちらにも幸せをくれますよね。
お母さんがおっしゃてっいました。
「夏休みにいろんな所へ、連れて行ったけれど、工作教室が一番楽しかったって言っています。」
協力してくださったボランティアさん、大工さんに是非とも伝えたい言葉です。
13年15回の開催には、毎年大月君のような子供がいたのでしょうね。
直接私たちスタッフには聞こえてこなくても、心で感じていたのだと思います。
だから、毎年毎年、開催でき、終わった時には、身体は疲れたけれど、なんだか心が始まる前より元気になったって気がしていたのです。
「大月君、嬉しい言葉をプレゼントしてくれてありがとう!」

毎年、記念写真は一週間ほど玄関前に貼りだし、参加者に差し上げます。
遠方からの参加者の写真や、残った写真は郵送いたします。
新学期が始って何日目かに、写真を送付したY君がお礼に来ました。
そのありがとうの可愛い声と、ありがとうの一言に含まれているこれ以上の言葉は無いのですよという、何ともいえない子供心の感謝を感じました。もちろん、とびきりの笑顔が一緒でした。
私たちこそ、元気と幸せをくれたあの子にもこの子にもありがとう。
そして、ボランティアさんはじめ、ご協力くださいました皆さまありがとうございました。

 

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