8月23日土曜日は、猪谷工務店恒例の「夏休み子供工作教室」の日です。
今年の夏は冷夏でしたが、お盆を過ぎてから、お日さまがそのお詫びをしているかのような上天気。
開始時間9時には、太陽がぎらぎらと照る夏空です。子供達がどんどんやってきます。まずは猪谷社長よりの挨拶、大工さんからの道具の扱い方と注意、皆しっかりと聞いてくれていました。ノコギリの正しい挽き方を本物の大工さんから教えてもらえるなんて幸せですよね。受付で名前を届け、緑のリボンを肩につけてもらい、作りたいものに適した木を選び、電動ノコを扱う大工さんの前に整列です。難しい注文にも今日の大工さんはにこにこ顔。家造りとは比べようのない、小さいサイズの注文ですが、それがなかなか込み入っていて大変なのです。
切ってもらった木を使って、次は自分達でノコギリやカナヅチで作品を完成させていきます。毎年工作教室に参加する子たちは慣れた手つきですし、初めての子は慎重にカナヅチを使っています。どの子も一心不乱、すごい集中力です。その真剣な姿の可愛いこと。
ねえ、みんな物作りって楽しいでしょう。毎年のことながら、お父さんお母さんは子供達以上に熱心です。今年は東京から、里帰りされていた親子が参加されていました。お父さんへの良いお土産ができたでしょうか。
出来上がった作品を手に"まる"と並んで記念撮影。写真は後日、猪谷工務店の前に貼りだしましたが、写っている子供達の人数を数えていけば、なんと80名強。そこにお父さん、お母さんの数を加えれば、一体参加人数は何人だったのでしょうか。予測は100名でしたが、確実に130名はきてくださったでしょうね。里帰り組のおじいちゃんが一番に写真を取りにこられました。なんだか嬉しくって、そしてほのぼのとしました。
工作教室はいつも、こんなふうな予期せぬ幸せ感をもたらしてくれます。
このささやかなボランテイア活動も10年ほど続いています。ご近所の皆さまに少しでもお役に立つことがあればとの、思いから出発しましたが、継続してきた年月と、参加人数と「来年も来るね」という子供達の声を聞くと、責任感を感じると同時に来年への元気がでてきます。
10年前の子供達は随分大きくなったでしょうね。作品は残っているでしょうか。なんだか、会いたい気がします。
この工作教室はなにも子供達のためばかりでなく、私たち猪谷工務店のスタッフ一同にとりましても、団結力を養う大きな機会になっています。
日ごろはそれぞれの持ち場で仕事をしていますが、この日は同じ場で、同じ質の同じ量の汗を流します。これがとっても大事なことだと思います。だからこそ、この工作教室は私たちの為にもなります。
また、来年も頑張ります。みんな来てね。
"まる"も待ってるよ。
来年は、色々な木のお勉強をしょうね。 |
2008年
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