楽しかった子供工作教室 |
夏の締めくくりは、『いのこう』の『夏休み子供工作教室』で、と、思ってくださる方も多いのでは、とスタッフが自負しています恒例の工作教室が今年も8月20日(土)に入道雲の湧き出る中、元気いっぱいの子供たちの参加で行なわれました。
開始時間は朝9時だったのですが、私たちが事務所で準備をしています8時半ころから、トンカチを持った子供が旭グラウンドを目指して行きます。ガラスの扉越しにその嬉々とした姿を見て、スタッフは慌てました。急いでグラウンドに走れば、テントを立てている傍で何人もの子供たちがかたまってワイワイと楽しそうに話しています。用意した受付の前には、どんどんと子供たちが並んでいきます。社長の挨拶をまず一番にという、スケジュールを実行するためには、並んでいる子供たちをどこかで切らなくてはいけません。
混乱がおこるのでは、と危惧しましたが、工作教室にくる子供たちは皆賢くって、私達の言うことを素直に聞いてくれました。ホッ!
全員に聞えるように、メガホンを持った社長の挨拶と諸注意のあとは、さあ制作です。
ノコギリを持つ手のおぼつかない事。押す力と引く力のかけ方を間違っている子が、あちらにも、こちらにも。大汗をかいているわりには、木がなかなか切れません。
ここらへんで、大工さんの大出番です。子供たちに取り囲まれて、まずはノコギリの使い方の実演をいたします。一生懸命聞いている子もいれば、自分の制作のことが気になって、
上の空の子もいます。目の向く方向が子供たちの性格を表してとっても可愛いです。勿論上の空組も、子供らしくて可愛いものです。
仕方がない、上の空組の困まったちゃんには、スタッフが個人指導をいたしました。小さな身体を抱きこむようにして、上から手を重ねノコギリを引いたり、押したりの練習です。大きなお兄ちゃんに言葉と身体で教えてもらった子は、これから先ずっと、この夏休みのことを覚えているでしょうし、大人になった時同じようなやさしさで子供に接することが出来ると思います。こうして出来上がった作品は、自分で頑張ったという思いがひとしおだと想像できます。
作品の出来上がった子は、写真撮影係のスタッフのお兄ちゃんを、追いかけています。
こんなに頑張ってすごいのを、作ったのだから、記念写真を撮ってもらわなくては、もったいない。嬉しさと誇らしさが小さな身体と汗だらけの顔に満ち溢れています。
この記念写真、8月25日(木)から、掲示しますと伝えてあったはずなのですが、23日には数人の子が「写真、貰いに来ました。」と言って、事務所を覗きに来ました。こんなに楽しみにしてくれているのかと思うと、嬉しかったです。
工作教室の帰り際には、みんな可愛い声で「ありがとうございました。」と言ってくれました。
暑い中、頑張ってひとつの物を作り上げた充実感が、子供たちの顔を輝かせ、素直な心で「ありがとう。」の言葉が出てくるのでしょう。
今年の特筆すべきは、ボランティアさんの大活躍でした。昨年を上回る人数の方に来ていただき、帰りがけには「来年も協力しますよ。」との嬉しい約束をいただきました。
来年はアイデア賞や、頑張った賞を作ろうかなという声が大工さんから出ています。
そうそう、さすがに大工さんはひとり、ひとりの作品をよく見ています。終了後は素晴らしいのを作った子の話で持ちきりです。
ボランティアさん、大工さん、温かい声をかけてくださった御近所の方。皆さまのお陰で今年も無事“いのこう”の『夏休み子供工作教室』は終了しました。
皆、来年も来てね。大工さんもびっくりする位、すっごい作品を作ろうね。
待ってるよ!
最後に参加者の御報告をいたします。子供92名、大人60名でした。
御協力いただきました、皆さまありがとうございました。 |
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