良い幕開けの2008年。

穏やかに新しい年が始まりましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでございますか。
今年も猪谷工務店をよろしくお願いいたします。
ありがたいことに、松の内の1月12・13・14日に猪谷工務店は箕面で完成見学会をさせていただくことが出来ました。 今回は、小島優さんの『椅子展』を同時開催させていただきました。
小島さんは、無垢の材を使い座り心地の良い椅子を作られています。
案内パンフレットに「使われて良くなっていく椅子」という言葉がありましたが、
家もその言葉が当てはまります。
住む方が、ご自分の家を大事にお住まい下さいましたとき、本物の材を使い、
心を込めて施工した家は、年月を経るほどに良さを増します。

完成見学会をさせていただきましたお宅は、昨年の9月に上棟をいたしましたお家です。 小さなお子様がふたりの若いご一家で、外観は純和風の落ち着いた造りなのですが、玄関を入ると、おとうさん、おかあさんの子育てへの夢がいっぱい盛り込まれています。
ふたりの男の子（3歳と2ヶ月）の楽しい子育てが今から始まるのだろうと、考えるだけで私たちの顔もほころんできます。
リビングの吹き抜けが2階の子供部屋との温かい繋がりになり、お母さんの気配も子供さんの気配もお互いに感じられる家です。
数年前までは、木造イコール純和風とお考えの方が多かったのですが、最近は無垢の材の良さを生かしたご自分たちの生活に合った家づくりを、とお思いになる方が増えてきました。

『心豊かに暮らせる家』はお住まいになられる方に合った間取りと、無垢の材、そして誠意を込めた施工により出来上がっていくのだと思います。
想いを込めたこの家を、ご夫婦も子供さんもきっと大切にしてくださることでしょう。
ふたりの男の子は、無垢の床板の上を裸足で駆け回り、本物の心地よさを身体に染み込ませることでしょう。
お施主様にお喜びいただけるお家を新春早々竣工できましたことは、今年の猪谷工務店の幸先良い道しるべのようにも感じました。
ご一家は見学会が終わった週に、昨年9月の上棟式の時は、まだ生まれていなかった次男君も一緒にお引越しされました。
一月中には、もう一軒の竣工があります。長らく仮住まいにお暮らしのお施主さまは、新しいお住居に大きな期待を寄せておられると思います。
又、一月半ば過ぎに上棟式をいたしましたご家族の間では、日々、進んでいくご自分たちの家づくりで楽しい会話が弾みますとおっしゃっていました。
竣工をさぞかし心待ちにされていることでしょう。

お施主さまに期待され、待ち望まれる家を施工できる私たち“いのこうスタッフ”は造り手として、なにより幸せなのだと思う2008年の幕開けでした。