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現場雑感
2006年6月

いのこうスタッフのお勉強

待ちこがれたゴールデンウイークも、あたふたとしているうちに終ってしまいました。
お天気に恵まれた今年のお休みは如何なさいましたか。

今月の現場雑感は、“いのこうスタッフ”のお勉強会を書かせていただきます。

まず4月15日(土)に天皇を退位された上皇のお召し上がりになるお米を献上する、仙洞御料庄屋を勤めた吹田の旧西尾家住宅を見学に行ってきました。

数奇屋風の主屋は使用してある材の贅沢なこと。端々の意匠にも、息をのむ美意識が見え隠れしています。
茶道薮内家の指導による茶室は、心得の無い私達にも格の高さが伝わってきました。
著名建築家武田五一が和洋折衷の意匠を試みた離れのモダンな作りは今現在の建築にも取り入れたいと思わされました。
面取りガラスを通して見るお庭の美しいことなど、建築の美を追求した西尾家の意識の高さに酔いました。

実はその日、昔文化サロンであった西尾邸を蘇らそうという試みで、主屋で和歌劇のコンサートがありました。勿論私達も観賞させていただきましたが、ゲストとしてつい最近まで、お住いであった西尾家の13代様がお越しになっていたのです。
少し、お話を伺うことが出来ました。これほどのお屋敷を維持されるには、早い目、早い目のメンテナンスに気を配っておられたとのことです。
ひとつひとつの言葉から、お家を愛されているお気持が伝わってきました。今は他の所にお住いでも、一歩お屋敷に入られると、お庭を歩きながら草の生え具合にまで、目を配っておられます。
良い家として維持していくためには、造り手の技術と心も大事ですが、お住いになっておられる方がご自分の家を愛されている気持が一等大切なことなのでしょうね。

私事ですが、我が家をいのこう仕様に大改装しましてからは、この家にずっと住みたい。いつまでも、綺麗に心地好くしておきたいという気持になっています。
無垢板の引き戸もやさしく閉め、胡桃の床板の上では重い物は引こずらないなどを心がけていますと、心まで少しやさしくなってきたようです。

西尾邸見学からたくさんのことを学ばせていただきました。

 

詳細は 

住所   吹田市内本町2-15-11

電話   06-6381-0001

開館時間 午前9時〜午後5時(見学所要時間 一時間)

入館無料 ボランティアの方が案内してくださいます

 

 

二つめのお勉強は、4月25日(火)に吉野の製材所に行って来ました。

広大な敷地に整然と整理された、吉野杉の圧倒的な量感と美しさ。
木は生きものだ。呼吸し私たちに話しかけてきているということを、感じるのです。

製材所の社長さんのお話では、桧信仰が根強いが、杉こそ素晴らしい、値段の点でも上をみれば天井知らずとのことです。
建築に使用する木は、その土地の木を使うのが一番性が合っていると言われます。もっと吉野杉のことを勉強したいなと思いました。

少し、心に引っかかったお話ですが、これほどの恵まれた産地である吉野でも、ある期間合板作りに精を出していたとか。当日見学させて頂いた昔からの立派な工場で薄く剥いだ木を張り合わせていたと言うことです。このお話をお聞きしました時、悲しかったですね。あの時代は何だったのでしょうか。木も泣いていたでしょうね。
しかし、吉野杉を愛されていた皆さんの努力で今は無垢の木を前面に押出し、どこにも負けない杉材の産地になっています。
その一端で、無垢材の良さを生かしています私達“いのこうスタッフ”も幸せです。

美味しい柿の葉寿しをいただき、世界遺産の金峯山寺蔵王堂も見学してまいりました。
クレーンも何もない時代に何でこれほど高い建物が出来たのかしら?あちらを廻りこちらを廻り、世界遺産の素晴らしさに浸ってまいりました。

桜には10日ほど遅くれてしまい、少し残念でしたが、盛りだくさんのお勉強をしました。


あの合板を作った時代には二度と戻りたくないと、どちらの勉強会でも強く感じました。西尾邸も無垢材で建築してあるから、今の時代まで良さが残ってきているのですし。第一木が生きものと思うなら、可哀そう過ぎますものね。

この春は実のある勉強ができ、ご機嫌の“いのこうスタッフ”です。
ここで学んだことを、家造りに生かしますので、これからもよろしくお願いいたします。

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