その4.相続税対策(養子制度の活用)
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相続税の負担を軽減する様々な方法が存在します。そのうちのいくつかの方法を今回から紹介していきます。
まず最も手っ取り早い方法として、養子制度を活用することが考えられます。養子制度を利用することにより法定相続人が増え、相続税の基礎控除額が1千万円増加します。また、法定相続分が小さくなり、累進税率である相続税の税率のうち低い税率が適用されるメリットもあります。
しかし、養子制度を利用すれば相続税の負担は減りますが、相続人が増えるため遺産分割で争うこと等も考えられますので、その点については注意が必要です。
なお、以前にこの制度が大々的に利用されたため、現在では相続税法において養子の数に制限が設けられました。
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文責 税理士 岡 稔
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2008年
7月
4月
1月2月合併
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