源泉徴収票の交付先

年末になると会社からサラリーマンなどに交付される源泉徴収票。実は持っているのはサラリーマン本人だけではありません。
会社は、サラリーマンに交付する源泉徴収票と全く同じものを４枚作成し、そのうちの１枚を受給者（サラリーマン）本人に交付しています。 そして残りの３枚のうち、１枚は税務署に送付され、残りの２枚は受給者本人の居住する市区役所へ送付されるのです。
ですから、サラリーマンが会社に内緒でアルバイトをしようとしても、税務署はもちろん、市区役所にも知られることとなり、さらに市区役所から会社への問い合わせ、住民税の計算結果の通知等から会社に判明してしまうことがあります。

文責　税理士　岡　稔