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楽しい家づくり〈花みづき十あまり咲けりけふも咲く〉(水原秋桜子) 朝日新聞の天声人語から引用させていただきますと、花水木は、東京都の街路樹の中で、多く使われている順では第3位になるそうです。今年の2月の改装工事の時に、事務所の前に植わっていた「貝塚イブキ」の木を「花水木」に取り替えました。今月に入って新芽が膨らみ、今にも花が咲きそうです。毎朝、新聞を取る時に観察をするのが楽しみです。 今年は桜の開花も早く、せっかちな春の訪れでした。"せっかち"と言いますと、最近の日本人は昔に比べて随分"せっかち"になっていると感じられるのは私だけでしょうか。家造りの期間も、昔に比べ早くなりました。それ故にか、ご自分の家に対して愛着心が少なくなってしまったのではないでしょうか?プレハブ住宅だけではなく一般の木造住宅も乾式工法といわれる工法で、水を使って壁を塗ったりしなくなりました。近頃は、左官工事が大変少なくなっています。

先日ある新聞の記事で作家の五木寛之氏が水を使わない乾式工法の発達が、そこに住む日本人の心をカラカラにしたのでは、と面白い表現をされていたのを読みました。その通りかも知れません。土壁、漆喰、プラスター塗り、じゅらく壁、土間の三和土仕上げ、外壁の掻き落し、などの仕上げは、ほとんど、見かけなくなってきました。子供のころ普請場(建築現場の事で、昔はこう呼びました)には必ず土を纏めて水を張ってありました。それを職人さんが足で捏ねておられるのを、楽しそうだなと、興味をもって見ていました。また漆喰を作るのに混ぜる腑糊を炊く、くさい臭い。皆さん覚えておられますか。においを感じた時、今まで忘れていた記憶が急に蘇る事がありますね。味噌汁の匂いが、おふくろの思い出。木の匂いが、棟梁としての親父の思い出。土と草の匂いで学生時代のラグビーの練習場の思い出。水と言えば、夏の日のラグビーの練習で、どんなに水が飲みたかったか?話は横道にそれましたが、そんな事を感じたこのごろです。

また思い出といえば、視覚による思い出も印象的ですね。〈さまざまなこと思い出す桜かな〉という芭蕉の句を、この時期いつも思い出します。出会い、別れ、入学、入社、集団就職の故郷の旅立ち等、いろんな人が、季節に咲く花を見ていろんな事を思い出します。 楽しい家族の思い出が、いっぱい詰まった、愛着の持てる家造りを楽しんでください。
 

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