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いのこうの家がTVで紹介されました

今年は本当に暑い夏でした。梅雨は前半雨が多くて、後半は暑い晴天から、梅雨明けし、そのまま本当に暑い夏でした。 枚方市では37℃という体温より高い最高温度の暑い日が何日もありました。
雨が降ったら一時的に「どか雨」で、排水管の処理能力の限界を超えてしまい、処理できなくなります。
本管の処理能力を上回る量の雨が降ると、今回のような過去に、水害に縁の無かった地域まで、床下に水が流れ込んだり道路が水没して、車の通行が出来ない状態までになります。

都会では、道路に降った雨水も建物の屋根に降った雨水も、全てが、道路側溝を経由して下水管に流れ込み、川を経由して海に流れます。
昔は水田が貯水タンクの役割を果たしていたし、山林も管理がされていれば、雨水を蓄えて、自然湧水として、地下から綺麗な水になって湧き出していて本来の自然な姿です。
今後は自然素材の環境配慮住宅を建築していく上で、このことは当然取り組んで行かなければいけないと思っています。
小さな事ですが、大阪市内でも、空地部分に芝生を植えたり、砂利を敷いたりして、降った雨水を地下に浸透させる事を考慮してお客様に提案しています。
その他に雨水タンクを設置して、雨樋のパイプと繋いで貯水したり、自然浸透桝を推奨しております。

話は変わりますが、先日、MBS(毎日放送)テレビ報道番組VOICEで、当社の作った家が紹介されました。
題材は「国産材を使った自然住宅が山林を守る」ということで、吉野の山の荒れた山林の現状にメスをいれ、山の取材から原木市場、そして製材所の取材をへて、実際に出来上がった家の紹介で旭区の今年3月に竣工したH様邸を紹介してもらいました。

アナウンサーの「自然木は割れますがどうですか?」という質問に「パッシパッシという音は、木が歌っているか、踊っている様や」
「床板は素足で歩くと気持ちいいですか?」の質問には「足の先から頭のてっぺんまで気持ちよさが突き抜けていきよるで!」「あんたらも靴下脱いで裸足になったらええのに!」とカメラマンやアナウンサーに御主人が言われたのには、本当に喜んで貰っているんだなーと実感しました。

「自分達が仕事を通じて自然環境を守っている」そんな大それた事は思っていませんが、改めてテレビの番組を見て、「いのこうも良いことしてるやん!」と思わず叫びました。とにかく、自分の仕事に改めて、誇りを感じました。
自然乾燥した国産材を使って、前回も書きましたように、柱、梁から、造作板、荒板、果ては割り箸まで、「これがエコロジー住宅といわず、何がエコロジーと言うんや!」と自分で納得しました。
何度も言いますが、社員一同、この仕事に誇りに感じています。
もちろん製材所さんのご協力、大工さんの頑張り、左官や、屋根屋さん、その他色んな職人の技術の結集です。
仕事に誇りを感じ、胸張れた事に、感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。

最 後に放送に自宅開放して下さったH様、放送してくださったMBSのMさん、スタッフの皆さんありがとうございました。
なんだか自慢たらしくなりましたが、今後も精進して頑張っていきますので御声援よろしくお願いします。

富山和子先生(評論家・林政審議会委員)の「割り箸を使って山の自然を守る」という話は2004年10月号のいのこう通信で取り上げました。 御存じない方は、HPのバックナンバーで紹介していますので是非ご覧下さい。

 

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