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楽しい家づくり先月の通信でお話しました、私の花粉症対策(涙ぐましい)の成果を発表しないといけませんので、まず最初に報告します。

残念ながら、3月は杉の花粉で鼻炎、微熱が2週間続きました。その後、少し落ち着いていましたが4月になって桧の花粉で3日間、鼻炎微熱の症状が出ました。しかし両方とも昨年に比べかなり軽症でした。
効果はあったと満足しております。

今日は、桜の花が満開なのに生憎の雨、花見の宴はお預けです。家でのんびりと寛いで久し振りに骨休めをさせていただきました。
桜といえば、「さまざまな こと思い出す 桜かな」 と言う芭蕉の有名な句を毎年思い出します。入学、入社、転居による、新たな出会い。また、卒業、退職などの、別れなど、この時期、色んな思い出がありますね。
昔は女の子が生まれたら桐の木を植えたり、お嫁さんを迎えたら柿の木を植えたりする風習も有りました。建築に使われる木は、山で大きくなり、材木として使われるには、少なくとも50年以上は掛かります。
大きな寸法の材木や、柾目取りにする板を取るには100年200年の歳月を経たものが伐倒され、製材、乾燥の期間を経て、我々の手元に届きます。

「木の家に住むと心が落ち着く」とよく言われます。私も日々仕事を通じて感じています。其処には、長い時間を経過して出来上がったものだけが持つ、目に見えない力が働くのでしょうか。

そこで、今月は「木」についての基本的な紹介をします。

木は年輪の中心から年が経つにつれて一年一年樹皮の直ぐ下の部分が成長していきます。(樹齢200年の木は、中心部は200年ですが、一番外の外皮の下は一年目となります。)
そして中心から近い所から赤くなって成長の止まった、言わば細胞が死んだ部分が出来てきます。これを赤身といいます。(湿気でも腐り難く、虫害も少ない。)
対して、周りの白い所を白太と言います。

ゆえに、木が、年輪(木を輪切りにした時の模様)の成長過程によって模様が違い、色も違います。皆さんもご存知のように、年輪の線が、冬に成長が止まって出来た筋で、その間に挟まれた部分が春夏に成長した部分です。

地球上の木は大きく分けて針葉樹と広葉樹に別けられ、針葉樹は常緑で地球上に540種位に対し、広葉樹は落葉と常緑があり、その数20万種ぐらいあるそうです。針葉樹は年輪と年輪の間の部分が、根から吸い上げた養分の通る道で、仮導管とも呼ばれます。それに対して、広葉樹は養分を通す穴が別にあり、これを導管と言います。

一年で一番成長する夏の時期、幹に耳を当てますと水の通る音が聞こえます。また、伐倒した直後の切り株面からは水がどんどん噴出して来ます。季節の変化の無い熱帯地方の木には年輪は見られません。
一般的には、その年の気象条件や、並んで生えていた一方が、倒されて急に日当たりが良くなったりして、成長の度合いが変わるため、年輪巾が大きく変化します。斜面の悪い足場に耐えて成長した木は、皺のように縮んだ木目になり、(縮杢と言われ銘木になる)珍重されます。
針葉樹は比較的直通の目が通り、広葉樹に比べ狂いが少なく、加工もし易いので、昔から柱、梁、屋根、床板などに良く使われています。木の話になると、とめどなく続いてしまいそうですね。

資料の本から、日本書紀の説話を紹介して今月の原稿は終わります。
「スサノオノミコトの鬚を抜き即ち杉となり、また胸の毛を抜き散つ、これ檜となる。尻の毛は槇(コウヤマキ)となり。眉の毛はこれ樟となる」
とされ、その使い方を杉、クスノキは、浮宝(船)、檜は瑞宮(宮殿)を作るべき材とすべし、槇の木は人々の墓所に用いる棺材となす。と、定めてあり、これは、現代の考古学的な調査と一致するそうです。

では、今月はこの辺で失礼いたします。
 

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