 数年前からこの時期になると花粉症に悩まされています。目は痒いし、鼻水、クシャミ、頭は、ぼーとしたまま？今年は花粉が多かったのでしょうか？四月の原稿の遅れの言い訳から始まってしまいましたが、そんな調子でやっと書き出した次第です。「さまざまなこと思い出す桜かな」芭蕉の句を、この時期にいつも思い出します。
4月は入学、就職、引越し、転勤、又、結婚などと、色々な事が皆さんのご家庭、職場でも有ったと思います。私のほうは今年、これと言った変化は無く、日々平凡に過ごさせて頂いております。「ありがたい事です。」
今月の初めに、山で「ふきのとう」を摘んで帰りました。家で天ぷらにして食べましたがとても美味しく頂きました。(空気が綺麗でないとなかなか採れないそうですね)これから山には、色んな山菜が出て来ますので、春夏秋冬（冬はあまり有りませんが）山菜摘みを楽しもうと思っております。
こんな平和な話をさせて頂いて良いのか？考えさせられる最近ですが、ひととき、お目をお貸し下さい。
天ぷらにして食べると美味しい山菜は、イタドリ、クコ、コウゾリナ、サワオグルマ、シロザ、セリ、ダイモンジソウ、タラ、ツリガネニンジン、ドクダミ、ハナイカダ、ハルジョオン、ヒメジョオン、フキノトウ、ミツバ、モミジガサ、ヤマグワ、ユキノシタ、ヨモギ、 ツクシ、ツユクサ、タンポポ、 カンゾウの花、クズの花、マタタビの実、沢山ありますね。
又、サラダに向いている山菜は、コケモモ、サルナシ、モミジイチゴ、ヤマモモ。
酢の物あえ物は、ウワバミそう、ユリネ、マタタビ、カンゾウ、タンポポ。
煮物には、こごみ、ゼンマイ、クサソテツ、フキ、ワラビ、トリアシショウマ、ネマガリタケ。
図鑑を捲りながら楽しんで見ています。知らない名前が殆どで、作るほうも苦手、その代わり食べる方は、大得意で、その他、山菜ご飯、山菜麺、も美味しいですね。どれも大好物です。食べる事ばかりで恐縮ですが、今月はちょっと趣向を変えてこんな内容で如何でしょうか？「私は山菜に詳しいで！」と言う方は是非ご連絡下さい。お待ちしております。四季を感じ、四季を楽しめる住まい造り、仄々とした家庭を、築いて頂ける為の、お役に立てたらと思っております。索漠としたニュースの多い今日このごろ、皆様のご家庭の、お幸せをお祈りして今月の原稿にいたします。
山菜図鑑を見ていましたら、地方の面白い言い伝え、里謡が載っていました。「ツクシだれの子スギナの子」は有名ですが、本来ツクシとスギナは親子関係が無いそうです。「山でうまいのはオケラにトトキ、(ツリガネニンジンの古い呼び名) 嫁にやるのもおしござる」の通り、春先の若芽は美味で山菜料理の横綱格と、紹介されています。 |
